「結局、どのエージェントに登録すればいいの?」——SESからの脱出を考え始めたとき、一番最初にぶつかる壁がこれだと思います。僕自身、26歳のときに3社を並行して使い、実際に自社開発企業への転職を成功させました。今回はその経験も踏まえて、おすすめのエージェント3社を徹底比較します。
結論:SES脱出におすすめのエージェント3社
先に結論からお伝えすると、SESからの脱出には「ユニゾンキャリア」「Geekly」「TechGo」の3社を、自分の状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。それぞれ得意分野がまったく違うので、1社に絞らず、まずは表で全体像をつかんでください。
| 比較軸 | ユニゾンキャリア | Geekly | TechGo |
|---|---|---|---|
| 対応エリア | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)+大阪 | 首都圏・関西圏中心 | 全国対応・オンライン面談中心 |
| 実務経験の目安 | 1年前後でも手厚い | 実務経験をある程度積んだ人向け | 実務経験者・ハイクラス志向向け |
| 非公開求人 | 一部あり | 一部あり | 約7割が非公開 |
| サポート体制 | IT業界出身アドバイザー | 職種特化型アドバイザー | 元エンジニア×キャリア専門家の2名体制 |
| 社内SE求人 | あり | あり | あり |
| おすすめな人 | SESから初めて転職する20代、実務経験1年前後の人 | 実務経験を活かして年収アップしたい人 | 非公開のハイクラス求人で年収アップを本気で狙う人 |
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なぜ「1社だけ」ではなく「3社の使い分け」が大事なのか
SESから初めて転職活動をする人ほど、「とりあえず有名なところに1社だけ登録すればいいだろう」と考えがちです。実は僕も最初はそう思っていました。でも実際に動いてみると、エージェントごとに保有している求人の傾向、担当者の得意領域、そもそも「誰向けのサービスか」がまったく違うことに気づきます。
- 実務経験1年前後でSESから抜け出したい → 手厚いフォローが必要
- 実務経験はあるので年収を交渉して上げたい → 交渉力のあるアドバイザーが必要
- ポートフォリオも作り込んでハイクラスを本気で狙いたい → 非公開求人へのアクセスが必要
この3つのフェーズは、1社だけでは網羅できません。だからこそ、自分の状況に合わせて2〜3社を並行登録し、紹介される求人の質と量を比較しながら進めるのが、遠回りに見えて実は一番早い方法です。
ユニゾンキャリア:実務経験1年前後・20代のSES脱出に強い
IT業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しており、求人票だけでは分からない現場の内部事情まで共有してもらえるのが特徴です。設計や技術選定の経験がなくても、独学でポートフォリオを作っていた実績を評価してもらえるため、「実務経験はあるけど、まだ浅いから」と不安な方ほど相性が良いエージェントです。
- SESでの業務がテストやデータ移行中心で、「実務経験」と胸を張れる自信がない
- 20代で、まだキャリアの軌道修正がしやすいタイミングにいる
- 面談や書類作成のサポートを、じっくり時間をかけて受けたい
上記に当てはまる人ほど、まず登録しておいて損はないエージェントです。詳しい評判はユニゾンキャリアの評判記事でも解説しています。
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Geekly:実務経験を活かして年収アップしたいなら
IT・Web・ゲーム業界に特化し、保有求人数はIT系だけで数万件規模。SESで培った技術経験がある程度あるなら、専門知識のあるアドバイザーとスムーズに話が進みます。年収交渉や条件のすり合わせに強いので、キャリアアップ・年収アップを本気で目指す段階の方におすすめです。
- SESでの実務経験が1〜2年以上あり、技術の話が通じる相手に相談したい
- 今の年収に納得しておらず、交渉も含めて動きたい
- 求人の選択肢を広く見て比較検討したい
特に、SES企業からの年収提示に「これが相場なのかどうか分からない」というモヤモヤを抱えている人には、他社比較の材料としても有効です。詳しい評判はGeeklyの評判記事でも解説しています。
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TechGo:非公開のハイクラス求人で年収を本気で上げたいなら
求人の約7割が非公開というハイクラス特化のエージェントです。元エンジニアとキャリア専門家の2名体制でサポートしてもらえるため、技術的な話も転職ノウハウも両方しっかり相談できるのが強みです。回数無制限の模擬面接や企業別の選考対策も手厚く、独学やポートフォリオ作成である程度の実力を示せる状態であれば、特に力を発揮してくれます。
- ポートフォリオや実務経験があり、次は年収面でもステップアップしたい
- 技術的なバックグラウンドを理解した上で求人を紹介してほしい
- 面接対策を人任せにせず、しっかり準備してから本番に臨みたい
技術面接で苦戦しやすいSESから自社開発への転職において、模擬面接が無制限というのは地味に心強いポイントです。詳しい評判はTechGoの評判記事でも解説しています。
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【体験談】僕がこの3社を使い分けた理由
正直、最初は「1社だけでいいだろう」と思っていました。でも実際に転職活動を始めると、エージェントごとに紹介してもらえる求人の毛色が全然違うことに気づきました。
僕の場合は、まずユニゾンキャリアで基礎を固めました。当時の自分は「SESで3年やってきたけど、これって職務経歴書にどう書けばいいんだろう」というレベルで、右も左も分からない状態でした。ここで自分の経験の棚卸しと、独学で作ったポートフォリオの見せ方を一緒に整理してもらったのが大きかったです。
次にGeeklyで、他社の求人と条件を比較しながら、自分の市場価値がどのくらいなのかを客観的に把握しました。1社だけの意見を鵜呑みにせず、複数のアドバイザーの見解を突き合わせることで、「本当にこの条件で妥当なのか」を判断できるようになったのは大きな収穫でした。
最終的には、ポートフォリオもある程度形になった段階で非公開求人にもアクセスし、選考対策も受けながら内定を獲得する、という流れで進めました。1社だけだと選択肢が狭まり、市場価値を正しく把握できないというのが実感です。複数登録するメリットについては転職エージェント複数登録のメリットでも詳しく解説しています。
3社の使い分け方:フェーズ別ロードマップ
「結局どの順番で動けばいいの?」という方向けに、僕が実践した流れをフェーズ別に整理しました。
- フェーズ1(棚卸し期):ユニゾンキャリアに登録し、職務経歴の整理とポートフォリオの方向性を相談する
- フェーズ2(比較検討期):Geeklyにも登録し、複数の求人・条件を比較しながら市場価値を把握する
- フェーズ3(本気の転職活動期):ポートフォリオが形になったらTechGoにも登録し、非公開のハイクラス求人と選考対策を受ける
すべてのエージェントは無料で利用できるため、フェーズを分けて登録タイミングをずらすのも、一気に3社へ同時登録するのも、どちらでも問題ありません。大切なのは「1社の意見だけで判断しない」という姿勢です。
社内SEを目指す場合はどうする?
今回紹介した3社は、いずれも社内SEの求人も取り扱っています。ただし社内SEに特化した情報をより深く知りたい場合は、専門特化型のエージェントを軽く覗いてみるのも一つの手です。詳しくは社内SE転職ナビの評判記事もあわせてご覧ください。社内SEへの転職難易度について気になる方はSESから社内SEへの転職難易度の記事も参考にしてください。
エージェント活用でよくある失敗パターン
複数のエージェントを使いこなせる人がいる一方で、うまく活用できずに転職活動が長引いてしまう人もいます。ここでは、僕自身の失敗も含めてよくあるパターンを紹介します。
- 紹介された求人をすべて受けてしまう:数を打てば当たると考えがちですが、方向性の定まらない応募を繰り返すと、面接対策も分散してしまい、結果的にどの企業にも刺さらない自己PRになりがちです。
- アドバイザーとの相性を我慢してしまう:エージェントは会社を選んでも、担当者との相性が合わないことがあります。違和感がある場合は、遠慮せず担当変更を申し出るか、他のエージェントに軸足を移すのも一つの手です。
- 今の職場に気を遣いすぎて動き出しが遅れる:「今の現場に迷惑をかけたくないから」と転職活動の開始自体を先延ばしにしてしまうケースです。エージェントへの登録や面談は、内定が出るまで在籍先に知られることはないので、まずは情報収集だけでも早めに始めておくのが得策です。
面談前に準備しておきたい3つのこと
エージェントとの初回面談を有意義な時間にするために、事前に準備しておくと話がスムーズに進む項目をまとめました。
- これまでの業務内容の棚卸し:「テストばかりだった」で終わらせず、担当した工程・使用した言語やツール・チームの規模などを箇条書きでいいので整理しておく
- 転職の軸の言語化:「自社開発に行きたい」だけでなく、なぜそう思うのか(裁量が欲しい、技術力を伸ばしたい、帰社日から解放されたいなど)を一段掘り下げておく
- 譲れない条件と妥協できる条件の整理:年収・勤務地・リモート可否・残業時間など、優先順位をつけておくとアドバイザーも求人を絞り込みやすくなる
これらは面談中にアドバイザーと一緒に整理していくこともできますが、事前にある程度考えておくだけで、限られた面談時間の中身がぐっと濃くなります。
よくある質問
ここでは、エージェント選びの際によく聞かれる質問をまとめました。
- Q. 複数のエージェントに同時登録しても問題ない?
A. 問題ありません。同じ企業に複数のエージェント経由で応募が重複しないよう注意すれば、むしろ選択肢が広がるメリットの方が大きいです。 - Q. SESでの実務経験が1年前後とまだ浅くても登録できる?
A. ユニゾンキャリアのように実務経験1年前後の若手にも対応しているエージェントもあるため、まずは無料相談だけでも受けてみることをおすすめします。 - Q. 登録後、しつこく連絡が来ないか心配
A. 各社とも希望する連絡頻度やペースを相談できるケースがほとんどです。気になる場合は、面談時に率直に伝えておくとスムーズです。 - Q. 途中でエージェントを変更・追加してもいい?
A. 問題ありません。実際に僕自身、活動の途中でフェーズに応じてエージェントを追加しています。今のエージェントで求人の幅が狭いと感じたら、別のエージェントに新しく登録するのも自然な選択です。 - Q. 在籍中の会社にバレることはある?
A. 内定が出て入社意思を固めるまでは、基本的に在籍先へ情報が伝わることはありません。ただし念のため、面談時に「在職中であること」と「情報の取り扱いに気をつけてほしいこと」は伝えておくと安心です。
登録から内定までの大まかな流れ
3社とも細かい流れは異なりますが、大枠は共通しています。初めて転職エージェントを使う方向けに、一般的なステップを整理しておきます。
- ①無料登録:公式サイトから3分程度で登録が完了する
- ②初回面談:オンラインまたは対面で、経歴やこれまでの業務内容、希望条件をヒアリングされる
- ③求人紹介:面談内容をもとに、公開・非公開求人の中からマッチする案件が紹介される
- ④書類作成・選考対策:職務経歴書の添削や、企業ごとの面接対策のサポートを受けられる
- ⑤選考・内定・条件交渉:面接後の合否連絡や、年収などの条件交渉もアドバイザーが代行してくれることが多い
ここまでの流れをすべて無料で利用できるのが転職エージェントの特徴です。「まずは話を聞いてみるだけ」というスタンスで登録しても、まったく問題ありません。
まとめ:まずは無料相談から動き出そう
SESからの脱出は、動き出すタイミングが早いほど選択肢が広がります。「まだ準備が整っていないから」と迷っている今この瞬間こそ、無料相談だけでも受けてみる価値があります。
実務経験1年前後でとにかく一歩を踏み出したいならユニゾンキャリア、実務経験を活かして年収交渉から始めたいならGeekly、ポートフォリオも仕上げてハイクラスを本気で狙いたいならTechGo。自分が今どのフェーズにいるかを基準に選べば、迷う時間を減らせます。自分の状況に近いエージェントから、まずは一歩踏み出してみてください。
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